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宮古島

宮古島

沖縄本島よりさらに南西に約290km離れた場所に位置する宮古島。沖縄県では、沖縄本島、西表島、石垣島に次いで4番目に大きな島になります。 そんな宮古島にはこんな言い伝えがあります。 はるかむかし、天地が定まらず青海原の波がゆらぎ、宮古島の形もないころのお話です。
天の御国である天帝(あめのてだ)は天の岩柱の端を折って弥久美神(やぐみのかみ)に授けて、「下界の風水のよい所にこれを投げ入れて島を造りなさい」と命じました。 弥久美神が、天に掛かる虹の上から青々とした大海原に投げ入れると、 岩柱は固まって宮古の島が誕生しました。

続いて天帝はその島に赤土を下し、古意角(こいつの)という神にこう言いました。 「下界に下りて、あの島に美しい人の世を建て守護神になりなさい」古意角は、下界へとたつ前に天帝 に言いました。「私に足りないもう片方の身体をください」天帝は問います、「五体すべて揃っているのに何が不足なのだ」すると古意角は、「すべて陽があれば必ず陰があり、陰があれば陽があります」それを聞いた天帝は、「姑依玉という女神を連れて行きなさい」と言いました。

古意角と姑依玉の両神は、豪勇の盛加神(もりかのかみ)を始め、多くの神々を従えて天の夜虹橋を渡り、七色の綾雲に乗って地上に降りました。彼らは漲水天久崎(ぴゃるみずあめくざき)の地に宮居を定めます。しかし、宮古島は赤土ばかりで、作物がうまく育ちませでした。
そこで天帝が黒土を下すと、それから は五穀が良く実り、食物に不自由しないようになりました。 古意角と姑依玉の間には、宗達(むにだる)、嘉玉(かだま)そしてという男の神と女の神が生まれました。
月日が流れ宗達と嘉玉が大きくなると、天帝は古意角と姑依玉 に言いました、「お前たちは、人の世の続くかぎり末長く島建ての神と崇められ、世は天に輝く太陽のように栄えるだろう」そして、紅葉を身にまとった木装神(きふそうのかみ)という男の神と、青草を身にまとった草装神(ふさふそうのかみ)という女の神を島に送りました。古意角と姑依玉は喜びました。
宗達には草装神と結婚させ、嘉玉 は木装神と結婚させました。宗達神夫妻には東仲宗根の地を与え、嘉玉神夫妻には西仲宗根の地を与えました。やがて宗達神は世直真主(よなねしのまぬず)という男の子を 、木装神は素意麻娘司(そいまらつかさ)という女の子を生みました。そしてさらに子孫が増えて宮古島の住民になったそうです。

ジャンル スピリチュアルスポット
住所 宮古島
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