子宝の授かる霊石「シルミチュー霊場」

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シルミチュー霊場

シルミチュー霊場

昔ながらの風景が残る浜比嘉島。この島に行くには海中道路を渡ります。シルミチュー霊場は比嘉村落の南南東に位置する森の中にある霊場で、琉球開闢(びゃく)の祖神、アマミキヨ、シネリキヨが居を構えたといわれる洞窟があります。洞窟の中には鍾乳石があり、子宝の授かる霊石とも知られ、子授けの信仰が行われています。 沖縄には、各地に開闢伝説が伝わっています。

共通点としては、男女2人の神様が島に降りてきて、その神様から島の人々が増えていったという内容です。ここ浜比嘉島にも同様の神話が残されており、創世神アマミチュー(アマミキヨ)とシルミチュー(シネリキヨ)の居住跡とされているのがシルミチューです。 さて「アマミチュー(アマミキヨ)とシルミチュー(シネリキヨ)」の伝説の内容は… 天から琉球を見下ろすと、琉球はまだちゃんとした陸地になっていなかったころの話です。 東の風が吹くと東の波で覆われ、西の風が吹くと西の波に覆われていました。 アマミチュー(アマミキヨ)とシルミチュー(シネリキヨ)の兄妹が眺めていると、 「あんたたちが石と土を持っていけば立派な島になるだろう。降りて行きなさい」と、天の神が言いました。2人は降りて、立派な島を作ります。

それから天の神から草木をもらい人がすめるようにしましたが、島には人がいません。そして2人は結婚し、3人の男の子と2人の女の子をもうけました。 長男は王に、次男は按司に、そして三男は百姓になり、長女は女神官の聞得大君に、二女は村の神に仕える女神官になりました。 このようにして、琉球の歴史が始まったそうです。

浜比嘉島のシルミチュー霊場は、比嘉集落の南にあります。専用の駐車場はありませんが、道の突き当たりに車を止められるくらいの空き地があるので、そこに車を止めることができます。 入り口には鳥居があって、先にある108段の石段を歩いて登ると、その洞窟はあります。今も子宝の授かる霊石が置かれており、子どもを授かりたいと願う多くの人々が島外から訪れています。ここはうるま市の指定文化財になっています。洞穴は普段閉鎖されていますが、祭事の際は島の人が中に入られるそうです。

シルミチュー霊場の詳細情報 
所在地 〒904-2316 
沖縄県うるま市 勝連 比嘉 
電話番号 098-965-5634(うるま市役所観光課) 
料金 無料 
開場時間 特になし
駐車場 なし

ジャンル スピリチュアルスポット
住所 沖縄県うるま市 勝連 比嘉
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