スポット詳細
西ヒジュル(ヒジュルヌメー御嶽)(古宇利島②)
沖縄本島国道58号線を通り、屋我島を経由し古宇利島大橋を渡れば、車で島まで行く事が出来る古宇利島。
一周が8キロ程のこの島には、ある言い伝えが残っている事でも有名なのは以前にもお伝えしました。
私独自の意訳を交えて説明しますと…
『むかしむかし、古宇利島に生まれたままの姿の男の子と女の子が舞い降りた。彼らは、天から降ってくる餅を食べて生活をしていましたが、ある日ふと「この餅が降ってこなくなったらどうしよう…」と不安に思い始めました。
そこで、二人は餅を少しずつ食べ、残りは貯めるようにしたところ、それからというもの、餅が降ってこなくなったのです。
仕方なく、浜で生活を始めたのですが、そこでジュゴンのオスとメスのラブラブな様子を見て、ある違いがある事を知るのです。
自分たちの身体の違いを意識し始めた二人は、そこをクバの葉っぱで隠すようになり、彼らの子孫が琉球人となったのです。』
(参考:Wikipedia「古宇利島」より)
“沖縄版アダムとイヴ”なんて言われるのも納得ですね。
島には、7つの御嶽があり、それぞれが縁結びや子宝や安産祈願として昔から島の人々の信仰を集めています。
そして特にご紹介したいのは「西ヒジュル」。
島の西側にある「チグヌ浜」付近にあり、上記の言い伝えから考えると、二人がジュゴンを見た浜もここかもしれません。
さて、この「西ヒジュル」看板などはありません。車で注意しながら走るか、地元の人に話を訊いてみるのがよいでしょうが、ただの物見遊山で行くのは、好ましくありませんので注意して下さいね。
この場所が「御嶽」であるということは、沖縄の人たちにとっては非常に神聖な場所ですし、西ヒジュルは男子禁制。
子宝祈願で訪れるなら、旦那様とお参りしたいところですが、静かに待っていてもらいましょう。例外的に、地元の案内の方に同伴して頂く場合はいいようです。
また、東ヒジュルもあり、西は女・東は男となっており、西ヒジュルは秋篠宮殿下と紀子様も子宝祈願に訪れたことがあるそう。
是非、西も東もお参りしたい場所ですね。
参拝にはマナーやルールも存在しています。
失礼にならないよう勉強してから訪れるか、案内の方に教わりながら行くのがマスト。
静かで美しい島の風景は、もしもあなたが何かに悩んでいたなら、その気持ちも清らかにしてくれるはずです。
ジャンル | スピリチュアルスポット |
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住所 | 古宇利島 |
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